SUGA ユンギが読んだ本リスト|BTSメンバーの読書記録

BTSの数多くの曲を手掛けている、SUGAことユンギさん。
繊細でありながらも時に社会を鋭く捉えたり、いびつで不完全な人間をまるっとそのまま受け入れてくれるような歌詞には幾度となく救いをもらいました。
ユンギさんは度々読書をする姿がコンテンツ内に映し出されていて、彼の考え方に読んだ書籍が影響している可能性もあるのではないかと思っています。
こちらの記事では、そんなユンギさんの思考にほんの少しでも触れるべく、彼が読んだとされている本をあらすじとともに紹介します。
読みやすい本にはタイトル横に初心者マーク(🔰)を付けました。
読書は苦手だけれど、ユンギさんが読んだ本に触れてみたい、という方はぜひ参考にして手に取ってみてください。
BTSのユンギさんが読んだ本リスト
「ライフ・レッスン」🔰
2017年12月17日に空港で手に持っていた本です。
2020年のFESTAでは、ナムジュンさんからの最も感銘を受けた本は?という質問に、名前を挙げています。そして、2022年にはページの一部をInstagramにアップしていることから、長い期間にわたり手元に置いてある本と言えそうです。
著者・あらすじ紹介

著者:
エリザベス・キューブラー=ロス/デヴィッド・ケスラー
あらすじ:
世界的な死生学者である著者たちが、「死に直面した人々から学んだ人生の知恵」をまとめた一冊です。病院やホスピスで終末期を迎えた人々の体験から、愛すること、許すこと、喪失と向き合うこと、人生の意味をどう見つけるかについて語られます。
文章は優しく、どの世代の人にも響く言葉が詰まっていて、人生の岐路に立つとき、自分を見つめ直したいときに心を癒してくれるような本です。
「彼女について」🔰
2018年1月28日の毎日経済新聞(韓国の新聞社)でのBTS単独インタビューで、「最近読んだ」として名前をあげていた本です。

著者:
吉本ばなな
あらすじ:
親友を突然失い、深い喪失感に苦しむ女性・薫が主人公です。彼女は「彼女」の死を受け入れられずにいたが、少しずつ日常を取り戻していく中で、過去の記憶と向き合い、癒やしと再生の道をたどっていきます。
吉本ばななさんらしい、静かで柔らかい文章で綴られる物語は、読みやすく、心に染み入るような感覚を与えてくれます。「人を失った後の心の変化」を描いた物語で、読書初心者にもおすすめです。
「アーモンド」🔰
「IN THE SOOP」の中で手に取り読んでいる姿が映っています。

著者:
ソン・ウォンピョン
あらすじ:
感情を感じることができない脳の障害を持つ少年・ユンジェが主人公です。
彼は母親と祖母の愛情に支えられ静かに暮らしていたが、ある日突然の事件で大切な人を失ってしまいます。そこから彼の世界が大きく変わり、ゴニという荒っぽい少年との出会いが、ユンジェに「心の成長」をもたらしていきます。
文章はとても読みやすく、感情の大切さや人との関わりについて深く考えさせられます。中高生にも人気で、読書が苦手な人でも引き込まれやすい一冊です。
「自分を変えれば人生が変わる」
2020年のオンラインコンサート、Bang Bang Con(バンバンコン)の退勤時に手に持っていたとされています。

著者:
ジェフリー・E・ヤング/ジャネット・S・クロスコ
あらすじ:
「なぜ私はいつも同じことで悩んでしまうのか?」という疑問に答える心理学的なアプローチを提供する本です。
自分の思考の癖=「スキーマ」に気づき、それを変えていくことで、人生を前向きに進められるようになるという内容です。
自分を責めがちな人や同じ人間関係でつまずいてしまう人には特におすすめですよ。事例も多く取り上げられており、自己理解を深めたい人にとって非常に有益な一冊です。
(「アルケミスト 夢を旅した少年」🔰)確認中
2018年のファンミーティングでユンギさんがおすすめしていた、インタビューでおすすめしていた、などの情報がありますが、確かなものを確認中です。
「tomorrow」の歌詞に影響を与えたとも言われており、ユンギさんが読んでいる可能性があるため、まだ未確認ですがリストに載せています。

著者:
パウロ・コエーリョ
あらすじ:
スペインの羊飼いの少年サンチャゴが、繰り返し見る夢をきっかけに「宝物」を探す旅に出ます。旅の途中で出会う人々――老人、商人、錬金術師など――との出会いを通して、彼は「運命を生きる」ことの意味や、「夢に忠実であること」の大切さに気づいていきます。
物語は寓話のようにシンプルで、美しいメッセージに満ちており、世界中で読まれているベストセラー。語り口も優しく、読書初心者にも親しみやすい一冊です。
「夢判断」

著者:
ジークムント・フロイト
あらすじ:
精神分析学の父・フロイトによる代表作。夢の内容から無意識の心理を読み解こうという試みが本書の中心です。「夢は願望を表す」という理論をもとに、実際の夢を事例にして詳細に分析しています。
内容は専門的ですが、「夢って何だろう?」と考えるきっかけになる一冊です。フロイト独自の論理展開が興味深く、心理学好きにはかなり刺激的です。
「嫌われる勇気」🔰
「In The Soop season 2」内で、ユンギさんが手に取る姿が映し出されています。

著者:
岸見一郎/古賀史健
あらすじ:
哲人と青年の対話形式で進む、アドラー心理学の入門書です。
「人は変われるか?」
「幸せとは何か?」
など、誰もが抱える悩みに対して、哲人がやさしく力強く答えていきます。読み進めるうちに「他人の目を気にして生きる必要はない」「過去にとらわれず、今ここに生きることができる」という勇気がもらえる一冊。
語り口がやわらかく、会話形式なのでとても読みやすいです。
「フロイト精神分析入門」

著者:
ジークムント・フロイト
あらすじ:
フロイトが一般向けに行った講義をまとめた、精神分析学の入門書。無意識、欲望、夢、神経症など、フロイト理論のエッセンスがわかりやすく説明されています。
思想的には難解な部分もありますが、原点に触れたい人、心理学に本格的に興味がある人にはおすすめの一冊です。
「わが息子よ、君はどう生きるか」

著者:
フィリップ・チェスターフィールド
あらすじ:
18世紀のイギリスの貴族が、将来を担う息子のために送った手紙をまとめた人生指南書。内容は「礼儀正しさ」「教養の重要性」「人間関係の築き方」など多岐にわたり、現代にも通じる知恵が詰まっています。
古典的で硬めな文章ではありますが、父から息子への愛情が込められた手紙としても読めるため、丁寧に読み進めると深い学びがあります。
読書初心者にもおすすめの3冊
ユンギさんの読書リストはジャンルが幅広いですが、🔰マークをつけたように読みやすい本もいくつかあります。こちらでは、特に読みやすい本を3冊(タイトル)をピックアップしました。
読書初心者さんおすすめは「アーモンド」
先に紹介した中で、読みやすさと読んだ後の満足感で選ぶなら「アーモンド」が最もおすすめです。理由は以下の通りです。
- 文章がシンプルでわかりやすい
- ページ数も比較的少なくて、2〜3日で読み切れる分量
- ストーリーがスッと入ってくるのに、感動がちゃんと残る
- 主人公がちょっと“人と違う”からこそ、共感や気づきが多い
- BTSのナムジュンさん、ホソクさんも読んだとされています
「アルケミスト 夢を旅した少年」には漫画版がある
活字がどうしても苦手な方は漫画版はいかがでしょう?
「アルケミスト 夢を旅した少年」には漫画版もあります。
「嫌われる勇気」
日本では大ベストセラーになったこの本を書店で見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。
熱いく熱量の高い青年との対話形式の文章は、とても頭に入ってきやすく、読書に慣れていない方にもおすすめです。
まとめ
BTSのSUGAことユンギさんは様々なジャンルの本を読んでいるようです。
難解なものから読みやすいものまで幅広いです。
気になったものがあれば、ユンギさんの考え方に影響を与えたであろう一冊に、ぜひ触れてみてください。
BTSのラップラインの3人はよく本を読んでいるみたいです。ナムジュンさん、ホソクさんのリストもチェックしてみてください。

