BTS ジンのセカンドソロアルバム『ECHO』全収録曲解説

こちらの記事はパワーアップして以下のサイトに移行しました!!
2025年5月16日に、BTSジンくんのセカンドソロアルバムが発売となりました。
当初、1000曲あった中から選んだという貴重な7曲で構成されています。
このアルバムはジンくんが大半の作詞に参加したということで、どのような思いで作られた曲なのか、イベントでの発言やインタビューを中心にリサーチしました。
『ECHO』トラックリスト(曲順)
『ECHO』のトラックリストは以下の通りです。
ECHO
1. DON’T SAY YOU LOVE ME – (タイトル曲)
2.Nothing Without Your Love
3. LOSER (FEAT. YENA)
4. ROPE IT
5. 구름과 떠나는 여행
6. BACKGROUND
7. 오늘의 나에게
人生のさまざまな瞬間がそれぞれ異なる形の「こだま(echo)」のように広がっていく様子を描いているそうです。全7曲はバンドサウンドをベースにした曲が収録されています。誰もが一度は経験していそうなことや感情をジンくん自身の目線でとらえ、淡々としていながらも、ウィットを交えて表現しています。
ジンくんのインタビューによると、ジャンルにとらわれず、公演に合う曲でアルバムを構成したとのことです。まもなくソロツアーも始まりますし、ジンくんがライブで歌う姿を想像しながら聴くのも楽しみですね。
それでは一曲ずつ見ていきましょう!
Don’t Say You Love Me
和訳「愛してると言わないで」
崩れていく僕たちの関係に無理やりほほ笑んでみせる
(原文:Faking a smile while we’re breaking apart)
この部分の歌詞を見ただけでもう胸がギュッとなりませんか?
タイトル曲の「Don’t Say You Love Me」は恋人との関係が崩れていく中で、それでもお互いを手放せない愛の二面性を歌った、全編英語曲です。
ジンくんはインタビューで、この曲をタイトル曲に選んだ理由として、「タイトル曲は何よりも聴きやすい曲であってほしかった。『Don’t Say You Love Me』は他の曲に比べて速度感が低いけど、一番楽に聞けると確信した」と答えています。
実際に、複雑な気持ちを表してる歌詞とは思えないほどの淡白とも言える音楽に、爽やかなジンくんの声を乗せて歌い上げています。
MVでシンセギョンさんと共演したことについては、俳優さんとの演技は初めてで緊張してぎこちなくなり下手だった、とも話しています。
ティザー(予告)では花様年華との繋がりも感じられたり、曲はもちろんのこと映画仕立てのMVもじっくり楽しめる一曲です。
ちなみに、この曲は「愛していると言わないで」ですが、ジンくんは「アミ(BTSのファン)にはたくさん愛してると言ってほしい」と言っていますので、その辺りは安心ですね。
Nothing Without Your Love
和訳「君の愛がなければ何もない」
作詞・作曲にジンくん参加
君は僕の全て
君は僕の理由
(原文:넌 나의 전부 넌 나의 이유)
「相手の愛がなければ自分は何者でもない」というメッセージが込められた楽曲とのこと。
ブリットロックジャンルの曲です。
ジンくんが「気持ちと愛情を込めた」と話していました。
また、Coldplayのコンサートに参加した時に、観客まで一緒に大合唱していたのが忘れられず、その想い出と、自分がパフォーマンスをしていた時のことを合わせて歌詞を書いたと、5月17日のラジオ内で話していました。全員で歌えるように、と考えて作ったそうです。
また、この曲の作業中は、公演している自分を思い浮かべ、感情がいっぱいになって喉が詰まりしばらく歌えなかったこともあったそうです。
ジンくんは当初、この曲をタイトル曲にしたかったそうです。
Loser (feat. YENA)
和訳「敗者」
作詞・作曲にジンくん参加
じゃれ合いながらもケンカしがちなカップルを描く楽曲で、YENA(チェ・イェナ)さんをフィーチャリングに迎えています。
インタビューでは「学生時代に誰かとデートしていたら、こんな風に感じただろうと想像しました」と話しています。
5月17日のSBSラジオのウエンディさんとの会話の中で、「一番作業しやすかった曲」と答えています。この曲はコンセプトを考えてから曲を書くまで1日で完成したそうです。
「この曲のようなやや幼い感じは、韓国だとYENAさんが得意だと思って」YENAさんとの共演が実現したとのことです。
Rope It
和訳「つなぎとめる」
作詞・作曲にジンくん参加
カントリーロック。
「目標を達成するためには、選択だけでなく、果敢にあきらめることも必要だ」ということを愉快でエネルギッシュに歌った楽曲とのこと。
冒頭の馬の鳴き声はジンくん本人の声だと発言しています。
何度聴いても馬そのものです。ジンくん、本当?
구름과 떠나는 여행(With the Clouds)
和訳「雲と旅に出る」
作詞・作曲にジンくん参加
「自分の全てを包み込んでくれた友達である“雲”と一緒に旅をしたい」という童話のような心をテーマにした楽曲とのこと。
RADWIMPSの野田洋次郎さんがプロデュースしたJ-ROCKです。
温かいアニメ作品が思い浮かぶ曲とのことで、実際にジンくんも作業中にアニメをよく見たそうです。
「ドランゴンボールみたいに雲と一緒にいるのが幸せに見えるから、雲と旅するのはどうかな」と考えたそうです。
5月16日のカムバックでは「僕のつらい気持ちを雲が癒してくれたらいい。でも、僕のせいで君までつらくならないでほしいという想いで作った曲です」と語っています。
他にも「この曲を最初にもらったときに、“これは絶対アニメっぽい雰囲気を強く出したいな”と思って、作詞しているときはアニメをたくさん観ていた気がします。歌詞の90%以上は僕が書きました。本当は全部(100%)書いていたんだけど、もっと曲に合う部分があったので、少しだけ変えました。」とコメントしていました。
17日の聖水のイベントでは、“雲”と“子ども”を自分(ジンくん)とファンのことだと思って書いたと言っています。
「僕を癒してくれたらうれしいけど、僕のせいで君が傷つくことは望んでいない。君の傷も、全部僕が包み込んであげたい」そんな気持ちを込めて歌詞を書いたそうです。
Background
和訳「背景」
バラードポップ。
「僕は過去になったが、僕の愛はまだその人を待っている」という過去に終わった恋の切ない記憶の感情を描く楽曲とのこと。バラードです。
胸が苦しくなる予感しかない。
(そんな感情はジョングクさんの『still with you』でも痛いほど感じました)
오늘의 나에게(To Me, Today)
和訳「今日の自分に」
하고 싶은 건 다 하는 거야
가장 살고 싶은 하루를 살아
다신 없을 지금 이 순간을 기억해
떠나자 하늘 저 위로
나를 믿고
やりたいことは全部やるんだ
一番生きたい一日を生きて
二度と来ない「今この瞬間」を覚えておいて
さあ、空の彼方へ旅立とう
自分を信じて
現在に忠実で、二度と戻ってはこない“今日の僕”に捧げる楽曲とのことです。
次々に公開されているジンくんが出演しているコンテンツに感謝しながら、ジンくんの「今日」に向き合う覚悟を感じています。ジンくんのマインドに触れられそうな予感で、個人的に楽しみな一曲でした。(のちに、この曲の作詞にジンくんは参加していないことが判明したんですけどね。笑)
実際に、カムバックライブ内で
「今日の自分に集中して幸せでいれば、明日の自分も幸せだ」という曲、と説明しています。
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出典
こちらの記事は、以下のサイトの情報を元に、私の考えを付け足して書きました。
詳しく知りたい方は、ぜひサイトを訪れてみてください。
・방탄소년단 진, 미니 2집 ‘Echo’ 전곡 하이라이트 메들리 공개
BTS ジン 2ndミニアルバム「Echo」全曲ハイライトメドレー公開
・BTSのJIN、ニューアルバム『Echo』はYENA参加曲を含む全7曲
・防弾少年団ジン、今日(16日)ミニ2集「Echo」発売..”胸がいっぱいになる感情を感じてください” [一問一答]
https://m.entertain.naver.com/home/article/108/0003329252
・X投稿(雲と旅に出る)
https://x.com/VLifeToDo/status/1923596355114856922
https://x.com/happy_jjinjjin/status/1923676353284669670
・Jin of BTS talks new ‘Echo’ album, first solo tour and finding his voice(USA TODAY)
https://www.usatoday.com/story/entertainment/music/2025/05/16/jin-bts-k-pop-solo-album-echo-us-tour/83645460007/
まとめ
ついにリリースされたジンくんの2ndソロアルバム『ECHO』にまつわる発言情報をまとめました。ジンくんが多くの作詞にも関わっているだけあって、本人からの曲に対するコメントもたくさん見つかりました。ぜひ、曲と共に歌詞もじっくり味わってみてください。
曲調も様々ですし、音楽的にも歌詞的にも存分に楽しめるアルバムとなっています。



