BTS

BTSの名曲「00:00(Zero O’Clock)」をじっくり解説します

mina
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もうすぐ0時
何かが変わるのかな
そんなことはないかもしれないけど

それでも
今日という一日は終わるんだよね

00:00(Zero O’Clock)/BTS
BANGTAN TV(BTS公式YouTubeチャンネル)より

「00:00(Zero O’Clock)」とは?

BTSの名曲の一つ「00:00(Zero O’Clock)」(ゼロオクロック)について、じっくり解説してきます。

まずは楽曲基本情報からです。

『MAP OF THE SOUL:7』に収録

収録アルバム:
『MAP OF THE SOUL:7』(2020年)

作詞:
Pdogg
RM
Jessie Lauryn Foutz
Antonina Armato

この曲の作詞にはRMが参加しています。歌はボーカルラインの4人(ジン・ジミン・テヒョン・ジョングク)の曲です。

『MAP OF THE SOUL:7』はデビュー7周年を記念するアルバムでした。

『ON』や『Black Swan』などと共に、メンバーのソロ曲、ユニット曲も収録されており、ステージを意識したアルバムだったことがうかがえます。

実際に、BTSは2020年4月からソウル公演を皮切りにワールドツアーを予定していました。しかし、パンデミックにより延期を経て、残念なことに2021年8月には正式にツアーの中止が発表されました。

「00:00(Zero O’Clock)」ステージ履歴

  • MAP OF THE SOUL ON:E(2020年)
  • BANG BANG CON The Live(2020年)
  • <Yet To Come> in BUSAN
    (2022年10月15日)

ツアーが中止となった影響で、「00:00(Zero O’Clock)」は長らくオンラインコンサートで、しかも2回しか披露される機会がありませんでした。

しかし、2022年に開催された釜山コンサート『Yet To Come in BUSAN』にて、ついに初めてオフラインのステージでパフォーマンスされ、多くのファンにとって忘れられない瞬間となりました。

「00:00(Zero O’Clock)」に込められたメッセージ

この曲(アルバム)が発表された後、ナムさんがVライブでアルバムの解説をしています。

「何かがあっても人生は続く」

その中でナムさんは、いつも思っていたことを書いた(ので早く歌詞が書けた)と発言しています。

家に帰ってベッドに横になって、自分は正しいと思って進んできたけど間違っていたのだろうか?と考えることってありますよね。

一生懸命やっているのに理解してもらえない。

成果が出ない焦りと苛立ち。
そして、悔しさ。

そんな頑張っている人だからこその感情をナムさんも感じていたようです。

ナムさんの言葉を借りれば、それでも「自分たちの意図とは関係なく一日は過ぎて人生は続くから」。

日付が変わったところで、つらいことがなくなったり、何かがドラマチックに変わるわけではないけれど、それでも今日という1日は確かに終わる。自分の気持ちを少しリセットさせて前を向くきっかけにはできる。

秒針と分針が重なってほんの少しのみんなが軽く息を呑む瞬間、そこからゆっくりと息をして新しい日をはじめていこうよ、というあたたかいメッセージを感じます。

自分の手を離れたことで、自分も癒された

ナムさんはVライブの中で、ジミンさんがこの曲をすごく気に入って何度も「とても良い、自分のことみたい」と言ってくれたのがとても嬉しかったと話していました。

また、ナムさん自身がこの曲の作詞に参加し、自分自身のことを書いたにもかかわらず、それを他のメンバーが歌うことで、逆に自分も慰められたとも語っています。

誰かのために書いた言葉が、思いがけず自分自身を癒してくれる――この曲のやさしさは、そんなところにも表れているのかもしれないです。

ナムさんのVライブはこちらからどうぞ
https://weverse.io/bts/live/1-105471152

ボーカルラインの魅力にも注目

ここで改めて、ボーカルラインの声に焦点を当てて曲を聴いてみてほしいです。

冒頭のジョングクさんの声は疲れ切って投げやりになっている状況が目に浮かぶし、

続くジミンさんの声からは上手くいかないことへの苛立ちが伝わってくるし、

テヒョンさんからは大丈夫!おいでおいで!と励まされるし、

ジンくんは優しく今日を終わらせてくれる。それでいいんだよと言ってくれる。

そして曲調が少しずつ明るくなる後半へと繋がれていきます。

元々、BTSはヒップホップグループとして結成されました。それを象徴するように初期の楽曲はラップラインの印象が強いものが多く感じられます。

そんな中、ジョングクさんの「24時間、可能な限り歌の練習をした」、ジミンさんの「歌に満足することは難しい」、ジンさんの「僕はまだ歌をマスターできていません」などの発言にあるように想像を超える練習を重ねて、その歌声を磨いてきたのは間違いないです。

彼らの持つ個々の歌声が優しく重なり、引き込まれるボーカルラインの歌唱力もぜひ堪能してください。

自分を追い詰めないでゆっくり息をしてほしい

頑張っても頑張っても上手くいかなくて悔しくて苦しい時、やるせない時。ちょっと息を止めて、そしてゆっくり息をして。ほんの少しで良いから気持ちをリセットして前を向いてほしい。

ほんの少しだけ息を止めて
今日も自分をやさしくなだめてあげる

きっと幸せになれる
あなたは幸せになれるんだよ

すべてを変えてしまおう
すべてが新しくなる0時に

00:00(Zero O’Clock)/BTS

きっと、幸せになるから。
きっと、全部上手くいく。

「00:00(Zero O’Clock)」はそんな優しいメッセージが詰まった曲です。

最後に、アニメーションver.を置いておきます。あなたの夢の中にもかわいい7人が現れますように。

BANGTAN TV(BTS公式YouTubeチャンネル)より
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【BTS】過去のFESTAの公式情報ってどこで見られる?探し方初心者さん向けガイド
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ブロガー
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